最近「定額」サービスが目立ってきました。
ブランドバッグ、時計、高級車、など。
買えばそれなりの値段のものが定額で利用できるのは魅力ですね。
しかも、次々に違うものを使うことができるとあって、若い人を中心に利用者が増えているようです。
また、レストランの「定額サービス」もあって、決まった月額で、フランス料理のフルコースが楽しめるとか。
これらは、提供する側の「定額」収入のメリットが大きいでしょうが、インスタに投稿するときのグッズとして利用するなど、利用する側のメリットもありますね。
ある若いIT社長が、高級腕時計を定額レンタルしていたのには、ちょっと驚きましたが・・・。
買うことを考えれば安いですし、別ものに変えられるので、「楽しむ」メリットは大きいでしょう。
パナソニックの「定額家電サービス」とは?
すでに、テレビではスタートしていますね。
49~65型の4K、有機ELなどで始まっていて月額3400~14000円。
3~5年契約で、契約終了時に、引き取り価格を支払って使い続けるか、新しいものに切り替えて利用するか選べるようです。
この間の修理は無料、「最新モデル」が選べます。
これには「モニター」としての役割も多少加味されているようです。
たとえば、55型有機ELならば、店頭小売価格はだいたい34万円。
3年契約の場合、初月9800円、あとは月々7800円ですので、利用料金は3年で
7800×35+9800=282800円となって、まあお得です。
・・・・う~ん、お得??
パナソニック 55V型 有機EL テレビ VIERA TH-55FZ1000 4K 2018年モデル
こちらは「高音質」モデル、272450円。
店頭価格と比べられても、アマゾンですけど。
パナソニックの修理とか保障とか、さまざまなサービスを考慮すると、考え方はいろいろでしょうね。
パナソニックとしても、顧客の囲いこみというか、データ管理を充実させて、サービスの向上を図る狙いがありますから。
確かに、家庭の家電をみると、まだまだパナソニックばかり、とか、パナソニックなら安心、という意識は高齢者を中心にあるように思います。
そのあたりはさすがに伝統の力ですね。
今後の家電は、lot化が進んでいきますから、家電の購入は単体ではなく、複数のものを連動させることを考えるようになってゆくでしょう。
そうなると住宅そのものとの関係も含めて、「パナソニック」の存在が大きくなる可能性もあります。
物が売れない時代に、どうやって顧客を掴むか?
家電メーカーにとっても、今後の展開が難しいところです。