「そよ風の扇風機」といえば、NHKドラマ「半分、青い」で今、開発中です。
このモデルとなったのはあの「バルミューダ」の「グリーンファン」であり、社長なんですね。
参考、こちらの記事。
朝ドラ「そよ風の扇風機」 原案メーカー創業者が明かす“リアル”製作秘話
その中で、特にこの部分、
「空気や流体に関わる開発を行うなかで分かったことは、自然界の風を再現するためには、扇風機の風にふくまれる「渦」の成分を消す必要があるということだった。そこで寺尾氏は、以前訪れた町工場のことを思い出す。
「職人さんが大きな扇風機を使っていた。よく見ると、それを壁に向けて送風させ、はね返った風に当たっているようだ。不審に思って聞いてみると、知らないの? こうすると風が優しくなるんだよ、と言われた。それが風を障害物に当てるという着想を得たきっかけだった。さらにテレビで偶然目にした子供たちの二人三脚競走から、遅い風に速い風をぶつける2枚羽根の構造を思いつく。」
この扇風機の成功で、倒産目前だったバルミューダは持ち直したそうです。
しかし、今では「そよ風の扇風機」で検索するとたくさんの機種が出てきます。
今ではある意味「定番」?
こんなにありますよ。
で「本家」がこちら。
バルミューダ 省エネ 静音 リビング扇風機 The GreenFan(グリーンファン)
DCモーターを使用した扇風機でもちろん価格もこの種では最高です。
こんな説明も。
「扇風機から自然界の風を送り出すことはできないだろうか。このアイディアを実現したのが、特徴的な二重構造の羽根でした。速い風と遅い風を同時に作りだし、そしてぶつけ合わせることで風のもつ渦をなくし、面で移動する空気の流れに生まれ変わります。」
やはり「風」の質が違う、音も静かというレビューが目立ちますね。
高額である理由がこのあたりにあるようです。
と同時に、家電メーカーの「学習」力というのか、安いコピーの作り方に長けていることもよくわかります。
高額・高品質を選ぶか、価格のやすい類似品を選ぶか?
どんな製品にも常にこの選択があります。
それだけに、トップメーカーには、高額に見合うだけの製品の質が厳しく求められますし、その期待に応え続けることが信頼に繋がるのでしょう。